悠遊素敵 6(1998.1.13)


京都宮川町舞妓 「とし陽(はる)」さん

なにわのおっちゃんが一押しの舞妓はんどす。舞妓歴5年

「おめでとうさんどす」
とし陽さんの年賀状

 
1月4日から1月7日は、舞妓さんも紋付きを着ます。かんざしは松竹梅と稲穂を刺します。
稲穂のように、成長してもますます頭が垂れる謙虚で感謝の心が持てるようにとの願い。
1月7日花街では始業式が行われ、御題を踊ります。今年の御題は「道」。
とし陽さんは、昨年お座敷に呼ばれることの多かった舞妓さんとして表彰もされました。
舞妓になって6回目の新春です。


昨年12月13日の事始め

分家さんとか見習い姉妹がお鏡さんをお茶屋さんに持ってきて飾ります。


とし陽さんについて

大阪府東大阪市生まれ。二人姉妹の次女。スポーツ大好きの普通の中学生が・・・。
一四才の時、初詣で八坂神社で舞妓さんを見て、その美しさに憧れ、舞妓さんになることを決心。
両親の驚きをよそに、中学を卒業と同時に宮川町の置屋に入る。
約八カ月のお姉さんのお手伝いなどをする「仕込み生活」の後、1992年11月に晴れて舞妓に。
同年代の高校生が自由にお洒落を楽しんでいるのを羨ましいと思ったこともあるが、芸事が好きで、
踊りやお囃子の稽古は全く苦にならなかったそうだ。
苦労したのは花街の言葉。英単語を学ぶように紙に書いて覚えた。

今年、四月の「京おどり」が終わると「襟替え」といって、舞妓から芸妓になる。
宮川町を代表するような立派な芸妓さんをめざして、頑張れ!!“とし陽”。


■なにわのおっちゃんは自分でお茶屋遊びができる甲斐性はありません。
私の尊敬するある会社の社長さんに、年に何度か連れて行っていただいているのです。

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