電話帳で見ると、津久井町には鮑子姓の家が10軒ばかりあります。
公園でお孫さんと遊んでいたおばあちゃんによると、鮑子地区の鮑子さんは3軒。
古くはハタノ(波多野?畑野?秦野?)姓の家が、名主になった時、
鮑子と改名したのが始まりで、その分家筋をあわせて3軒だそうです。
古文書に登場する鮑子氏との系図的関係は、知らない、とか。
写真は現在の鮑子さんの本家にあたるお家。
声をかけてみたのですが応答がなく、お話を聞けませんでした。
子神社と、そのそばの鮑子自治会館。
子神社は、鮑子三郎ヱ門なる人物のご先祖さまが、寛永4年(1664)頃、
この地に勧請建立したのが始まり、とされています。
お産の守り神で、鮑子でお産のために死んだ母親は一人もおらず、
あわせて作物の不作も少なく、大変強力な神様のようです。
なにしろ、歴史的にいえばごく最近の、昭和36年のこと、
水不足による不作で悩む他のエリアを尻目に、ここだけ大豊作。
それというのも、鮑子地内に限定された、非常に局地的な大雨が、
なんと2回も降ったという、驚くべき事実が記録されているのです。
ということは、神様の担当エリアってけっこう厳密に規定されていて、
他のエリアに手を出すと、失礼に当たるんでしょうか?はて?
自治会館は、先述の鮑子さんのお宅の裏手になる
この日はシャッターも下りて、会合なし
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