神奈川中央交通バス(略称カナチュウ-バス)停留所「鮑子取入口」
「あびことり-いりぐち」かと思ったら「あびこ-とりいれぐち」でした。
何の取入口だったのか、通りがかったお姉ちゃんに聞きましたが、分りませんでした。
明治大正期は養蚕が盛んだったエリアですから、絹糸の集散作業に関係するのか?
あるいは、段々畑のための取水口でもあったのか?
今度神奈中バスにでも聞いてみましょう。※新情報↓参照(一番下)
この後、「津久井郡郷土資料館」に立ち寄ったところ、
館長の布施さんが大変親切な方で、色々教えていただきました。
前述の子神社のことも、「津久井郡神社誌」を見せてもらった結果です。
「つくい町の地名」によると、鮑子平と鮑子反間の2つの小字名があります。
高台の平地部が平(タイラ)、谷に向かう傾斜地を反間(ソリマ)としていますが、
別の本では鮑子平のみ、あるいは鮑子で代表したりとマチマチで、
一方電話帳で住居表示を見ると「....津久井町青山37○○」など、小字名が使われておらず、
この様子では、鮑子の地名の将来が、懸念される、かも。
ちなみに資料館は、地元の旧家佐藤氏の歴史的所蔵物にはじまり、
ダム工事で相模湖・津久井湖の底に沈んだ家々の古い民具、
自治体・研究団体の書物などであふれています。
第二次大戦の被害を「幸い山の中で」受けずにすんだため、
今となっては貴重な資料も多く、研究者が遠路訪れる事も多いそうです。
寺子屋時代から始まる教科書コレクションや、明治時代からの雑誌コレクションは、
世相や物価調べにもよく利用されるようです。
興味のある方のために書いときますね。
「津久井郡郷土資料館」
神奈川県津久井郡津久井町中野1618 Tel. 0427-84-7839
開館日(水・金・土)午前9:00〜午後4:30
以上、神奈川県鮑子の訪問記でした .
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